2024.08.22
第5回高蔵寺圏域防災会議を開催しました。
今回は、ケアマネージャー協会からの要請で能登半島沖地震後のボランティアとして6月に活動されてきた名古屋徳洲会介護センターの北口一代様を講師としてお迎えし、活動報告をして頂きました。
地震発生後から半年程経過していましたが、いまだ家庭用水が復旧していないためにほとんどの住民が自衛隊支援のお風呂で入浴していたり、道路は隆起した部分を埋めただけの応急的な処置で瓦礫が置かれているままの状態にあるなど、まだまだ復興が進んでいない様子が報告されました。
また、参加者で災害時対応についてのディスカッションも行いました。南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表された翌日に会議が開催されたこともあり、今日明日の対応を話し合っている最中の事業所もありました。そのため、想定される事態に対してどのような対応をとったら良いかなどのより具体的な話し合いになりました。在宅酸素などの医療的ケアが必要な利用者への対応や、利用者を取り巻く関係者間での情報共有の方法、サービス事業所による利用者送迎や一時避難所についてなど、今後の対策に活かせる内容がたくさん出されました。
今回はケアマネージャーやサービス事業所を中心に参加していただきましたが、次回は高蔵寺圏域の関係者間での協力体制の構築に向けて、施設関係者も交えた会議を開催したいと考えています。
南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)は1週間で解除されましたが、災害はいつ発生してもおかしくありません。それぞれの日ごろからの備えはもちろんですが、単独でできることは限られていますので、関係者がお互いに協力し合える関係づくりも大切にしていきたいと思います。
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