健康づくり

「夏バテ」ならぬ「秋バテ」に注意を!

2023.09.14

9月になりましたが、まだまだ暑い日が続いています。しかし、日の入り時間が早くなってきたり、夜は虫の鳴き声が聞こえるようになってきたり、秋の気配を感じられる場面も増えてきました。

猛暑の頃にバテて体調不良を起こすことを「夏バテ」といいますが、9月に入り季節の変わり目に起こる同様の不調を「秋バテ」と呼ぶようになってきています。

「夏バテ」は夏の暑さにより食欲不振や、疲れやすい、だるいといった症状が出ることを称しています。

9月に入った秋口には、溜まっていた夏の疲れが出やすくなります。秋は気象状況も変動しやすく、台風もあり気温や湿度・気圧の変動により体調のコントロールが難しくなり、身体の不調が出やすくなります。

 

~ 自律神経のバランスを崩さないようにしましょう。~


 



★栄養バランスのとれた食事を3食しっかり摂りましょう。

肉や魚、大豆、バナナなどに含まれるビタミンB群は神経の働きを

正常に保つ働きがあります。

 

★お風呂でゆっくり温まり副交感神経を優位にしましょう。

シャワーだけでなく38℃~40℃の温めの湯に10分ほど浸かりましょう。

 



★適度な運動をしましょう。

夏の暑い期間は、外出を控え自宅内で過ごされた方も多いと思います。涼しくなってきたら筋力低下予防のためにも体を動かし始めましょう。

 

★しっかりと睡眠を取りましょう。

快適な寝室で良質な睡眠を取り、自立神経の不具合をリセットしましょう。

30分程度の昼寝も効果的です。

 

「秋バテ」知らずで、元気に秋を楽しみたいですね。

地域協議会

2023.08.12

7月27日に令和5年度第1回地域協議会を開催しました。

前回開催の「認知症について考える」をもとに、今回は「認知症の理解が地域住民に幅広く浸透していくために」をテーマに高蔵寺中学校区全体で取り組める内容について意見交換をしました。

当日は民生委員やサロン、老人会、認知症カフェの方々など22名の方々にご参加いただきました。

 

 

グループワークでは外の暑さに負けないくらいの皆さまの熱い思いが飛び交い、あまりの盛り上がりに時間が足りないくらいでした。

 

地域住民に幅広く認知症の理解が浸透していくためには、

「認知症の理解」のための講座の開催や、

認知症に関する情報記事の掲載などの「啓発」活動、

認知症を前向きに捉えられる「イメージ作り」、

地域との「交流」の場の提供、

「家族支援」や地域での「助け合い」、「学校教育」が

必要との意見が出されました。



 

また、これらを実現させていくためのスローガンも考えていただきました。


  • 認知症 それがどうした! 地域の「かすがい」が支える認知症

  • 早期発見 認知症 ~つなげよう、あなたと家族と地域のために~

  • じいじとばあばを元気にしよう

  • 恥ずかしくない、隠さない


どのスローガンもグループそれぞれのこだわりと思いが込められています。



 

 

協議会の場だけの話し合いで終わらせず、それらを実現させていくための取り組みが今後は必要になっていきます。

認知症にやさしい街づくりに向けた活発な活動のために、みんなで作り上げていきましょう!

オーラルフレイル予防

2023.07.28



今年度、私どもセンターは「オーラルフレイル予防」を進めています。

「オーラルフレイル」とは、「お口の中の虚弱」という意味です。

 

オーラルフレイルを放置すると、やがてお口の機能低下による病気を招き、さらには心身の機能低下にもつながるため、早めの対策が必要です。

 

対策としては、かむ力+飲み込む力を強化するための口腔体操を毎食前に行うこと、食事の工夫、噛み応えのある食材の食事、お口のケア(歯磨きに加え、歯間ブラシやフロスの利用)、何より定期的な歯科受診をして歯の状態を知ることが大切です。

 

そして、いつまでもおいしく食べて、元気に話すために、お口の健康を維持・改善していきましょう!

平和堂庄名店で認知症サポーター養成講座を行いました

2023.06.28

5月24日、平和堂庄名店の従業員の皆様向けに、認知症サポーター養成講座を開催させていただきました。

 

スーパーなどの店舗には、日々数多くのお客さんが買い物を楽しまれ、その中には認知症を患われている方もいらっしゃるかもしれません。

 

認知症の症状として、記憶障害や、計画立てて物事を行うことが苦手となったり、相手の話している内容をとらえ違いをする、など現れることがあります。

そういった症状から、レジでのお金の支払いに時間がかかったり、同じ商品を何度も買ったり、お店の商品と自分の持ち物が分からなくなって使ってしまったり、という行動につながるケースもあります。

 

養成講座では、基礎知識を学んだ上で、「どのように対応するとよいか」グループワークを行いました。

        

(講義の様子)               (グループワーク)

 

『まずはお客様の目線に合わせて、話を聞いてみよう』『優しい言葉で理解してもらえるように声をかけたらどうか』『安心感を持っていただくために、共感した言葉をかけてみる』など、活発な意見が上がっていました。

その後の実演も、真剣にリアルに取り組んでいただき、今後の店舗での実践が期待されます。

 

こういった取組により、認知症になっても周りの理解やサポートにより“スーパーでの買い物が続けられる”、そんな地域づくりが広まるとよいですね。

愛知県春日井市の春日井リハビリテーション病院・附属クリニック

〒480-0304 愛知県春日井市神屋町706

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